雑記帳

雑食で書いてます

雑記4

 昨日時間があったので数年前自分の書いていた日記を読み返してみた。我ながらどうでもいいことを結構書いているものだなと思ったが、やはり当時はよく言えば何事にも自信にあふれていたし、悪く言えば身の程知らずだったなと思う。大人になっても当時のように持論を主張できるような大人になりたいなとふと思った次第である。

 

 本日というか昨日というか、フィギュアスケートの選手である浅田真央の引退が表明された。どうやらブログで発表があったらしい。とりあえずはお疲れ様と言いたい。

 彼女が台頭してきた当時、えらく若い人がおるんだなと思うのと同時に、やっぱりどの分野に天才はいるんだと思った記憶がある。まぁ自分は素人で何がトリプルアクセルで、何がルッツでとかは解説されんと分からんけど(解説されても分からん時がおおい)、とにかくTVで出るたびに高得点をたたき出し、出る大会出る大会を総なめにしていた印象が強い。あくまで印象なので実際そうであるのかは分からない。

 いろんなニュース記事で様々な憶測が飛び交い、記者たちが好きに書いているが、当の本人はそんなのどうでもいいだろうし、その記事にかみつく一般人も所詮その程度であろうと思う。

 

 しかし実際、何かを辞めてしまったとき、悔いなく終われたことが自分にはあっただろうかと問い、そんなことは今までなかったなと答えが出る。あの時あぁしておけばよかったとか、こうしておけばよかったとか。そんなことばかり考えて、今もなおそれを感じることもある。特にスポーツというのは最後の瞬間の空気の匂いや音が強烈に残って離れない。今でもありありと思い出せるものである。自分はそういった悔いこそが人の成長かとも思う。悔いや後悔というのは決して負の感情ではなく、自分がやってきた証拠なのだと思う。それを生かして次に――などと上手い話になるはずがない。"終わった"と感じるその思いは、これから先何十年と自分の心に留まり、ずっと優しくそこで居座っているのだ。

 

 浅田真央はきっとこの先もフィギュアスケートに携わり生きていくんだろうと思うが、終わった瞬間を、最後のスポットライトを、歓声を忘れることなく、またそれをさらに次の世代へ繋いでいってほしいものである。